ツリーマップとは「階層構造のデータを長方形の面積と色の組み合わせにより可視化したグラフ表現」のことです。
たとえば、次のような図。左にあるのがもとになる表で、選択範囲の左上が総合計、その右側にその内訳が階層構造で記載されています。右は、それを面積で表現したものです。これがツリーマップです。

選択範囲を変えると、階層構造の一部についてのツリーマップを描くこともできます。

これを作図するマクロを作ってみました。2016年ですから、ほぼ10年ほど前に、まだエクセルのマクロに慣れていなかった頃、練習のつもりで作ったものです。それで、たどたどしいところが随所に残っていますが、一応きちんと動きます。
エクセルにはツリーマップをもっと簡単に挿入できるメニューが標準で用意されているのに、なんでこんな苦労をしたんでしょうね。お仕着せがいやだったということもありますが、プログラミングの練習としては十分でした。
プログラムコードをここに掲載するのは煩雑に過ぎるので、そのかわりにエクセルのブックをそのまま公開します。下記からダウンロードしてみてください。ロックはかけていませんので、どういじってくださっても結構です。ただし自己責任で。
マップの色や枠線、フォントなどを自由に直感的に変更できるように、セルのスタイルがマップに反映可能としたほか、外側にゲージも描けるようにしました。
プログラム自体は、お手本になるようなものでなくて恥ずかしいのですが、セルに設定されたスタイルとシェイプに設定されるスタイルとの関係や、ツリー構造を構築してそれを再帰的にスキャンする手順とか、細かなテクニックの参考になればと思います。
マクロを有効にするためには、ファイルのプロパティを開いて、最下段のチェックボックスをチェックしてください。
使用方法は、マニュアルを下記に掲げました。
ここで、こんなプログラムをあえて紹介したのは、当時いろいろと思い悩んだあげく、コーディングにとりかかる前にとりあえずこのマニュアルを作ったことを思い出したからです。
何はともあれ取り扱い説明書が先にできていれば、それにもとづいて後は粛々と地道にコーディングを進めるだけです。それで、内容は多少未熟であっても「使える」ものが何とか完成します。この順序はけっして逆ではありません。
10年前に、このことを学んだのでした。